妊娠八カ月ごろだったでしょうか、浮腫みがひどくなり、結婚指輪を外しました。
娘が大きくなり、ふと結婚指輪をそろそろ着けようと思い、紛失したことに気づいたのです。

にほんブログ村 シニア日記ブログへ
にほんブログ村

そのころ、夫の海外出張などで私と娘は、里の住まいから今の町家に、義父と住んでいました。
引っ越し騒ぎで、たぶん紛失してしまったのだと思います。
失くしたことをしばらくは夫に内緒にしていましたが、そのうちバレてしまいました。

夫は特に責めるでもなく、そのまま今日まで夫の指には結婚指輪があり、私は無い。
そんな状態でした。



今月は何回も、娘の指輪選びに付き合って、夫も二度ほど一緒に見て回りました。
その二度目のときに「 あんたも指にまた着けたら」と言うのです。

「 えっ!!もう今更いいよ、もったないし 」と、一応は私も遠慮しました。
でも、娘が観て回る結婚指輪は、私のときとは違って、オシャレでステキなデザインがいっぱいです。

正直、娘と見て回るうちに、
私もいいなぁと思いながら、娘のお相伴に預かって試着したりしていました。

そんな気持ちが、夫の前でも出ていたのかもしれません。

自分の為には滅多にお金を使わない節約家の夫。
昨年には還暦のお祝いを、もうしてもらっているのにと、気が引けました。

定年後に大型バイクでツーリングをする夢を実現するために、貯蓄に励んでいる夫が、
こうして、大盤振る舞いをしてくれることがあります。


結婚指輪を紛失したことを責めず、着けなさいよと言ってくれる夫。
大切なバイク預金が減ってしまう。

69歳で亡くなった義父は、
家の周囲で小さな畑を耕し、丹精込めて野菜やちょっとした果物を育てていました。
収穫した野菜で冬の夜には、うどんすきを作ってくれたり。

結婚三年にも満たないで新妻を亡くし、再婚することもなく、生涯を倹しく生きました。
遺品を整理しているとき、昔の家計簿が出てきました。

その中には茶色いマニラ封筒が数枚、挟まれていて。
表には、【バイク貯金】と大きな文字で書いた封筒がありました。
中には、6万円ほどのお金が入っていました。

夫は、父が残していた6万円からバイク貯金を始めたのです。
その貯金は、亡き父の夢でもあったバイクを買うためなのです。

粗忽モノで失くしものばかりする妻に、その貴重なお金を使ってくれたのだと思います。

結婚指輪とは少し異なりますが、夫が選んでくれました。

yubi.jpg

私は、なんて幸せ者なんだろうと、しみじみと思います。






通りすがりの方々、いつもの方々、本当にありがとうございます!
このバナーをクリックしてくださること、心から感謝です。

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村
------------------------------------------------
最後までお読みいただき、ありがとう!!
スポンサーサイト



滅多に言いませんが、夫の口癖は、「 僕より長生きしてや 」です。

夫の親族も、わたしの方も、短命の縁者が多くて、シニア世代になってくると、
否が応でも、寿命をいうものを意識するようになりました。


にほんブログ村 シニア日記ブログへ
にほんブログ村



わたしの親戚、親族も、80代まで生きた人は少なく、大抵は70歳になる前に、死んでしまいました。
実際問題として、わたしは自分が一人になる人生を考えたことがないのです。
頭では、夫が先に逝く、わたしが先、と思うこともあるけれど、突き詰めて考えたことなく。

むしろ、妻に先立たれる夫、という方がイメージしやすいのです。



ところが、夫の方も、京都の叔母は別として、父も母も早くに亡くなっているのです。
だから自分があとに残されることを、たまには思うのでしょう。

仕事が趣味の夫がそれを失うと、何をしていいのか戸惑うことでしょう。

途方に暮れる自分を想像したのかもしれません。






人間は、60代を境に、人生の番狂わせがはじまると言われます。

85歳まで生きたいわたしも、今、この瞬間にもどうなるるか分からないのです。
どんなに計画しても、人は自分の死をコーディネートすることはできません。


目標をすべて達成し、いつ死んでも構わない条件下の死など、滅多にありませんから。

人生の終焉は、いつだって中途半端で終わりを遂げてしまいます。
中途半端なまま、死を折り合いをつけるしかないのでしょう。


夫は

「いいや、あんたに先立たれて、パートナーロスになるのは僕のほうや。
その点、家族のためにすることが自分よりは残されている。だからロスにはならんよ。」

と、おかしな屁理屈を言うのです。


夫は、認知症になった叔母以外には、縁者はまったくいない。

夫がたまにいう、僕より長生きしてや。
には、夫の言葉に出せない、寂しさがあるのかもしれないのです。

でも、夫には言いました。
私の第六感は、私より夫が長生きすると告げているから、だから、安心して、仕事に精出してください。

するとその後でした。
娘の指輪選びに付き合っていた夫が、私に結婚指輪を買えば?
というのです。
えっ!!このところ、娘の指輪探索で、私の目にも煌びやかな指輪がぐるぐる回るようになりました。

夫も、もしかしてそうなんだろうか。
知らないうちに目がいろいろな指輪を記憶させていたのかもしれません。


実は私は、娘を宿したときに、指が浮腫んだのので、指輪を外したあと、紛失してしまいました。
以来、結婚指輪は無いままでした。

今更もうどっちでもいいかなと、自分では思っていたのですが、買ってくれるとなると、話は変わってきます。
少し長くなりそうなので、結婚指輪の後日談は、明日に書こうと思います。






通りすがりの方々、いつもの方々、本当にありがとうございます!
このバナーをクリックしてくださること、心から感謝です。

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村
------------------------------------------------
最後までお読みいただき、ありがとう!!