いよいよ叔母が特別養護老人ホームに移ることに、久しぶりにあった叔母は痩せ、認知症がかなり進んでいた

  16, 2019 00:24
叔母が特別養護老人ホームに移ることになり、連休の土日は、久しぶりに京都行きだった。
往復、320Kmの道のりをできるだけ高速道路を使わずに一般道を走る。

約束の時間前に着いたので、叔母の家に寄ることにした。
家のアプローチに車を乗り入れるまえに全体を見渡すと、前回よりは更に劣化が進んだようだった。
人が住まない家は寒々とし、雨のせいもあり北近畿特有の薄靄に覆われている。


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屋敷の裏に回る。
そこでは、この家を借りてくれる人の手により、獣たちが侵入しないように、頑丈な鉄柵を設える工事が始まっていた。

手付かずの母屋と違って、人の気配、エネルギーに満ち溢れていて、そのぬくもりが嬉しかった。

と思ったのも束の間。

母屋に戻ると、広縁のの小庭のいたるところに、鹿の糞がある。
鹿たちは、こんなところにまで入ってきているのだ。
糞はまだ新しいものもあり、連日のように鹿たちはこの屋敷を訪問しているようだった。

毎度の鹿害に、叔母の一人暮らしには、さぞかし心細かったことだろう。


夫の母の実家でもあるこの家は、来年春には、民間の施設として新しくまれ変わる。
次に来ることはもうないかもしれないけど、特養に移る叔母に一目、家を見せてやりたかった。


後ろ髪を引かれる想いで後にし、時間どうりに施設に着いた。
書類に目を通している夫を残し、わたしは叔母の部屋に行った。


叔母の今を、頭では想像していた。
でも、車椅子に座らされている叔母は、わたしの予想をはるかに超えていた。

背骨も腰も、もうおぼつかないのか、座っているその姿が、車椅子から少しずり落ちそうなのだ。
体を支える体力もないのか、これも認知症がさせるのか。
その目は、もうどこも見ていない。わたしが入っていっても気付きもしない。

ゲソっと痩せた叔母は、目ははうち窪み、頬はこけ、これまで一度も見たことがない、頬骨が出ていた。
あのふっくらした顔の叔母は、もういない。
叔母は、今後は特養に移り余生を過ごす。


後ろを振りむき、ケアマネジャーさんに、

「 このまま、大阪に連れて帰ります!」と言いたい気持ちを押し殺したら、涙が溢れてきた。


一時の感情で叔母を在宅で介護します!なんて、言ってはいけない。

認知症の叔母の在宅介護は、生易しいものではないと、散々夫と話し合ったではないか。

夫と肝心の叔母が不在のところで、あれよあれよという間に、叔母の今後が決まっていく。
叔母の人生は、これからも続く、でも、ほんとうに遣る瀬ない。

そう思ったら、これまでお世話になった施設への、いっときの怒りは消えた。
夫もわたしも、ここには不信感しか持てなかった。

後見人を決める前には、わたしたちは叔母の預貯金の通帳をここに渡した。
それについては、後見人さんにすべて、お渡ししましたと、わたしたちには説明すらない。

それでも、叔母はここで八年間も過ごし、それも叔母の人生だったのだ。
その間、やはりお世話になった。
だから水に流し、心から怒りを追い払おうと思ったのだ。


2階のオフィスでは、夫が施設の担当者と、叔母の【 その時 】の約束事を書面で交わしている。

それまでは、わたしたちには何も、それこそなんにも、一切、知らされない。
成年後見人には、そんな義務はないらしい。

特養に面会に行く場合、施設に連絡をとってからにしてください、と言われた。
その施設によっては。家族が頻繁に面会に来ることを、歓迎しない場合もあるから、だと・・・・・・。

またわたしには解せない、どうして面会を歓迎しないのか、わたしには納得できない。
でも、もういい。もういい、疲れた。

次に連絡があったときは、叔母のそのとき、ということなのだ。
夫とわたしには、もうこれ以上、叔母にしてやれることは、なにもない。





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