冬でもお風呂に入らないアメリカ人と、酷暑でも湯船につかりたい日本人

  24, 2018 07:00
酷暑の夏は、つい、シャワーですませてしまう。
昨夜は、寝る前に温かな湯船に入ることにした。
冷房の効いた室内で過ごしていると、体の芯は冷えていると、お風呂に入って、ようくわかる。


にほんブログ村 主婦日記ブログへ
いつも押してくださって、ありがとうございます!

高校生のころに住んでいた、東京の在日アメリカ人のお宅では、日々驚くことの連続。

一家のマダムは、日本とアメリカのハーフで、新潟育ちの古い日本の教育を受けた方だった。
ご主人は、製薬会社の日本支社長という地位に就いていて、高校生のわたしには分からなかったけれど、
上流の家庭になるんだと思う。



毎年11月から12月になると、家庭の内外、
広い廊下を開放したり、敷地内の広大な庭にテントを張り、パーティが始まる。

大阪の地方都市出身の、ごく普通の家庭育ちのわたしには、カルチャーショックというより、
毎日が映画を観ているような日々だった。



お宅で暮らして驚いたことの一つに、
マダムもご主人も、4人の息子さんたちも、殆どがお風呂に入ることがなかったことだ。

日本人は、湿度が高い国に住むこと、
綺麗好きということもあり、お風呂に入るという習慣が当たり前のように根付いている。

けれど、アメリカ人にとってはそうでもないようだった。



仲が良かった、同い年の次男ブルースに、一度そのことを訊いたことがある。
すると、毎日、お風呂に入る日本人のほうが、おかしいよ、という答えがかえってきた。

ブルースは、乾燥質で敏感な肌をしていて、いつも顔に粉をふいたようになっていた。
それは、アトピーのような皮膚の性質だかららしい。
お風呂に入ると、ますます体の油分がなくなってしまう、というのだ。
ちなみに、ブルースは湯船につかることも、シャワーで体を洗うこともあまりしなかった。


彼らの肌は近くでは、少しでも日に当たるとできる、そばかすの跡がたくさんある。
それでも、白人ゆえか、遠目には小綺麗に見えるから、得だなったと思ったことがある。

下宿して二、三日は、遠慮もあり、わたしもお風呂は我慢していた。
けれど、どうもにも気持ちが悪く、お風呂を使ってもいいか、と訊いた。

案内されて、初めて、お風呂場を見て、ここでまた、びっくり。

セントラルヒーティングが完備され、家中のどこにいても、夏は涼しく冬温かい屋敷なのに。

何ということだろう。
浴槽のタイルの目地は長年つかわれていないのか、錆びていた。

もちろん、彼らの居室にはシャワー室があるのだから、ここは使わない。
それにしても、日本人のわたしがお風呂にもつ常識では、びっくり仰天だった。

以来、下宿人のわたしは、お宅のお風呂場のシャワーで済ませる場合は別として、
ずっと街の銭湯に通うことになった。

寒い冬には、肩まで湯船につかり、芯から温まる。
まさに、身も心もほどけていく。

ああと、思わず声に出る至極のひとときを持てないなんて、アメリカ人は気の毒に、と思ってはいけない。
彼らに云わせると、お風呂に入ることが至福のひとときだという、日本人の方が、よほどお気の毒なのだ。



国が違うのだから、習慣が違って当たり前。
そう割り切ることにしたけれど、それでも驚いてしまった出来事だった。

( 今日の話は、あくまでわたしが暮らしていたG家だけの習慣かもしれませんが )




いつもランキンバナーをクリックしてくださって、



ほんとうにありがとうございます。
Thank you for your click.
------------------------------------------------------------------
今日も最後までお読みいただき、
おかげさまで、更新の励みになっています。
スポンサーサイト