ああ、面白かったと言って死にたい

  29, 2018 07:00
大型連休が始まりましたね。
皆様は、ご予定はありますか?
わが家は、たぶん、どこにも出かけないと思います。
というか、遠出はしないということです。

いつものように、近くにドライブ、食事、映画を一本観る。
それくらいでしょうか。

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まとまった休みは、本を読むことが多いでしょうか。
昨日は、佐藤愛子さんの『 ああ面白かったと言って死にたい 』 を読み終えました

引用─
殆どの人が願うように私もやはり「ポックリ」死ぬことが理想。

しかしそんな幸福な人はごく少数の選ばれた人たちだろうから、私はいつか訪れる私の死を、何とか上手に受け容れたいと考える。


一番に目に飛び込んできたのは、この一文だった。

これは、佐藤愛子さんが70歳のころに書かれたエッセイの中から抜粋した一文。

作家の書かれた箴言集には、その方の年齢を追う楽しみもある。

佐藤愛子さんと言えば、『戦いすんで日が暮れて』で、初めて知った。
結婚していた元夫の、借金を肩代わりする、奮闘記を書いた小説だった。


その一冊の中で、夫の借金を肩代わりするために一心不乱に原稿に向かう、佐藤愛子さんの姿が目の前に浮かぶようだった。

それに比べると、今の自分の悩みなど取るに足らない、当時のわたしには思えた。



以来、佐藤愛子さんの新書が出るたびに、必ず購入するようになった。


今回、読み終えた本は、文庫本サイズで軽く、寝る前に読むには、腕も疲れないから良い。
おまけに活字が物凄く大きくて、これも、目には優しい。


本、と書いているけれど、佐藤愛子さんが新しく書き下ろしたものではない。
2012年にこれまでの著作の中から、佐藤さんが心血注いできた言葉を集め、一冊にまとめた箴言集。



箴言集に関しては、編集者の、売らんがために出す的な要素が強く、狡いなあと、と敬遠される人もいるらしい。

でも、何冊もの本の中から、作家が呻吟した言葉を抜粋し、一冊に著したものを読めるのだから、
こんなに便利なものはない、とわたしは思う。


そこには、作家のが心血注いだ言葉たちがキラメキヲ放って、私たちに語り掛けてくる。
なんて、ありがたいのだろう。


本を読んだ今は、わたしも、こんなに潔く在れたらと省みる。
生老病死など怖くない、来るなら来い、とデンと構えていられる。


わたしの母は、死ぬ前には、「 これまでありがとう、いよいよさよならします 」と言って死にたい。
それが遺言だった。

佐藤愛子さんや母のようにはなれないかもしれない。
いいや、なれないだろう。



本から得た、恐れない勇気が挫けるときは、きっと来る。
それでも、ひとときでも、わたしの心には、覚悟(小さな悟り)のようなものができたのだから。





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余談ですが、佐藤愛子さんと同じような年代に、
田辺聖子さんも、『 そのときは そのとき 』という箴言集を出されています。

底抜けに明るく、ユーモアあふれる、両大家の生き様を、現しているようですね。^ - ^

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