東京コンプレックス

  29, 2018 07:00


今年は各地、桜の開花が早まっていて、このところ、一気に進んでいる。
今年はどうしてこんなに短い間隔で開花したのか、不思議でしょうがない。

実家のすぐ横のお城は、地域でも開花が遅い、それでも、もう五分咲きにはなっていた。

カメラを持ってくるのを忘れたので、例のごとくスマートフォンで桜を撮っている私の後ろを女子高生の二人づれが通った。

cherryblossom.jpg


写真を撮っている私の耳に、彼女たちの会話がに聞こえてきた。

「 うちの東京の大学にいってる従姉妹が帰ってきてるねん。なんかメイクも派手ですごいよ! 」

「 ふぅん、やっぱり東京に行ってたらお洒落になるんかな 」、もう一人の女子高生が相槌をうっている。

その話題をなおも続けながら、彼女たちはそのまま、私の後ろを通り過ぎた。



私が小学校のころのこと、安田めぐみちゃんという子が転校してきた。
東京から引っ越してくるということで、隣近所のおばさんたちは、めぐみちゃんのお母さんに戦々恐々としていた。

大阪泉州は、どういうわけか、東京コンプレックスが、余所の大阪より強い傾向にある。

東京から引っ越してくるというだけで、お金持ち、頭がいい、あるいはファッショナブルな人、と思われがちなのだ。まぁそれだけ、東京に対する憧れが大きいのかもしれない。


ある日、めぐみちゃんが私にこそっと打ち明けた。

「あのね、ママがね、正座をしてはダメというの」

理由が分からない私は、黙っていた。

「 あのね、正座するとクラスのみんなのように、足が短く太くなるのだって 」

そうか、正座をすると足が太くなるのか。
やっぱり東京の子はすごいなと、私もご飯のとき以外はなるべく足を伸ばして座ろうと思った。

けど、親の顔が目の前に浮かぶと、行儀が悪いと叱られるなと、諦めたのだ。


女子高生の世間話から、ついそんなことを思いだしてしまう。

私のころと違って、情報が氾濫し、市や町の境界という垣根が低くなった今の時代の若者にも、東京コンプレックスがあるのだ。

渋谷の109も、H&Mも、ZARAだってIKEYAも、まったく同じように大阪にもある。

けれど、それは大阪でも都会であって、ふるさとの田舎街にはない。
東京コンプレックスは、即ち、【 都会 】コンプレックスということかもしれない。

若者よ、そんなにひがむことはないよ。

泉州にだって、どこにも負けない、優れたもの、誇れるものはあるからね!
だって、大阪城に次いでお城がある、そして行基さんの後世に残る偉業もある。
文化人、著名人、有名人も大勢おられる。

そこを見てほしいなと思う私だった。
けれども、こんなふうな、おらがふるさと自慢では、ダメだろうなとも思うのだ。






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