category: ・心に刻むできごと  1/8

「 お葬式には、誰に知らせたらいいの 」、と訊く娘

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インフルエンザに罹って五日目の娘が、朝食を持っていった私に、「 お葬式には誰と誰に連絡すればいいのか、教えて 」といきなり言う。なんのことやら訳が分からず、びっくりして思わず、娘の額に手を当てた。熱がぶり返したのかと思ったのだ。すると娘は、お母さんが死んだ夢を見たと言う。験が悪いことをいうなと思ったけど、熱の所為でもなさそうだった。多分、体調が悪いところへもってきて、何度も階段を往復する、足の悪い私...

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二十年目の、父の月命日

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二十年前の2月のあの朝も、今朝のように寒かった。寒がりの私は、風邪気味だった娘に添い寝をしながら、夢を見ていた。夢の中には、父がいた。父は、春がすみのような、淡い雰囲気を出している色とりどりの花畑で手を挙げ、足をクルクルと回しながら舞うように踊っていた。私は驚きながらも、脳梗塞による麻痺が治って自由に手足が動く父を見て、嬉しくて堪らなかった。「お父さん!麻痺が治ったの!もう歩けるの!」と、逸る心を...

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せめて、痛みだけはとってもらって死にたい

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私が中学2年生の夏、父方の祖父が死んだ。死因は、心不全ということだったけど、間接的には、胃癌による癌死だった。その時代は、どうしてなのか今もって私には理解できないけれど、医師は末期の癌患者にすら、モルヒネを使用するのを躊躇った。痛みのつらさに、殺してくれと衰弱しきった顔、消え入りそうな声で言うおじいちゃんが、本当に可哀そうで堪らなかった。母が医師に、痛みをとってあげてほしいと懇願する。「あのね、痛...

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弱者が漂流する社会が、豊かと言えるのだろうか

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ある85歳の青森に住んでいらっしゃるおばあさんの話を聞いて、テレビの前で固まってしまった。国民年金の受給額月額25,000円でご自分の生活費をすべて賄うというおばあさん。「まんず、食費だば、月に4000円ば遣うぞ。娘が居るさどもみんな生活があるべ、心配かけれないべさ」家と田んぼがあるから、生活保護は受けられないと穏やかに話す。そしておばあさんは、テレビカメラの前で微笑む。にほんブログ村次に画面は変わり、おばあ...

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触れることのできない淋しさを乗り越えて

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昨日は、たくさんのコメントをありがとうございました!すみません、もう1日、愛犬の思い出話にお付き合いください。命あるものは、いつか必ず終わりがきて、みんな死ぬ。それこそ、命は平等なのだ。と、冷静で平常な心の状態なら、そう思うこともできるけれど、命の終わりはほんとにあっけなく来ることもある。私たちは、弱っていくプリンの衰弱した状態を見て、そう実感した。3年前の夏、呆気なく逝ってしまう少し前、熱中症のよ...

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