category: ・映画・本などに想うこと  1/1

人生は、ちゃんと 【 辻褄が合うようにできている 】

小さなころは康優良児だった私は、本好きな子どもでもあった。高校生時代に読み耽った本のなかに、モーパッサンの『女の一生 』 がある。大金持ちの家に生まれ何不自由なく育った愛らしいジャンヌの女としての一生を描いている。主人公ジャンヌの一生は、放蕩に染まった息子のため、冷淡な夫のために自分を犠牲にして仕える人生だった。ばら色に満ちていた子ども時代は時のかなたに去り、今は、誰も彼女のことを振り返ってくれない...

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一番目に言いたいことをいえない私に、【 赤毛のアンが教えてくれたこと 】

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児童書のなかには、圧倒的な力 ( 心に希望を灯したり、生き方そのものを変えたり ) を持つ作品というものがある。例えば、赤毛のアンや少女パレアナ、フランダースの犬などには、幼いころに読んでいて、心を深く動かした経験があるのではないだろうか。最近、子どものころに読んだ児童書を読み直している。物心つくころの自分の心に栄養をくれた本が、今の自分にどのような影響を及ぼすのか、それは信じられないほどのものがある。...

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【 男は犬に似ている 】 田辺聖子さんの本から

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最近、老大家になられた、佐藤愛子さん、田辺聖子さんの本をよく読んでいる。両大家ともがご健勝で、老いてますますというふうで、若いころから、このお二方のファンだった私には、頼もしいことこのうえない。最近になっても、新著がどんどん発刊されて、図書館でも常にリクエスト本のトップに位置している。ここ最近は、田辺聖子さん著書の本を読むことが多く、昨夜は『 人生は、だましだまし 』を読み終えた。引用---生きていく...

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美しい娘の結婚前の、不器用な父との心模様

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小津安二郎監督の【 晩春 】をDVDで観た。 父と娘、二人暮しの家庭で起きた、娘の結婚話をめぐる父との、細やかな心模様を描いたストーリーになっている。 娘役を昭和の名女優、原節子さん、父親をフーテンの寅さんでお馴染みの、笠智衆さんが演じていた。 母を早くに亡くした紀子は、父の世話をしながらいつしか、適齢期を迎えていた。 父は、娘の婚期が自分のために逃してしまうことを案じ、自分も再婚するからと安心するように...

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