成りたい自分になる、そのてっとり早いことは、ファッションで自分を表現するのが、一番の方法かもしれない。
カジュアルにしろ、ドレッシーにしろ、最近の若い人たちは、マイスタイルを確立しているなぁと、羨望の眼差しで見てしまう。

何より、私が若いころと比べて、格段にスタイルがよくなった。


小学生の女子児童の後姿などを見ていると、かなり八頭身に近い子がいる。
膝下からまっすぐに、スラッと伸びた足、細い手首足首、そして小股が切れ上がりすぎかと思うほど、長い長いアキレス腱。

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こんな子どもは、私が小学校のころは、全校で一人いるか、いないか。



私は大阪の”ど田舎”と、どが付くような田舎で育った。
両親は昭和初期生まれの戦中派、女はかくあるべき、そんな価値観の旧き善き人たちで、母は、洗濯物を干す順番すら、祖父や父を優先していた。

これは私の実家だけが封建主義ではなく、多分、そのころの日本の家庭の標準だったように思う、けど。

大学一年生のころ、今の東京渋谷109の近くに、お洒落なファッション街が軒を連ねていた。
渋谷でアルバイトをしていた私には、そこは慣れ親しんだところ。

そのうちのある店で、私はグリーンのマニキュアを買った。
鮮やかなグリーンを爪に塗ると、気分がわくわくして、自分が映画スターになったような気がした。

マリ・クレールという化粧品メーカー製のものだったと思う。

師走の街並みは、Xmas気分に溢れ、人々は足早に通り過ぎて行く。
私はアルバイトを終えて、そのまま夜行バスで実家に帰ることになっていた。


翌朝、実家に着いた。

家に帰る前に、ヤスリ商店という何でも売っている町中のコンビニエンスストア(万屋)のような店に立ち寄った。
ちょっとした買い物を済ませると、レジでお金を支払う。

あっ!
あぁ!
私はレジのお兄さんのギョッとした顔を見て、気が付いた!

あのマリー・クレールの鮮やかなグリーンのマニキュアを塗ったままだったのだ。


女優さんのような手モデルの女性なら、いざ知らず、マニキュア以外、洒落っ気もない普通の大学生の私。
どが付くような田舎で、それがマニキュアだと分かる人は数少ない。
だから、化け物を観るような目つきで、私を凝視したのだ。

とぼとぼと歩きながら、後悔する。

実家に帰ると、母が玄関の間で待っていた。

「ヤスリのお兄さんが、東京の娘が田植えをして帰ってきたって言ってるよ」

そう、私のグリーンのマニキュアは、田植えをしてきたと間違われたのだ。(;^_^



ちょっとした冒険、細やかなお洒落心を田植えと勘違いされてしまう。

でも、私の実家の方からは、ファッション界で世界的に名だたる、コシノ姉妹が輩出されているんですよ^^


このマニキュア事件は、ファッションに対し、私に冒険をしてはいけない、というがんじがらめの価値観を植え付けたように思う。

才色兼備という言葉もあるのに、仕事の出来る女は、髪を振り乱し、お化粧っ気もなく、仕事にだけ一心不乱に、というふうな。
自分を縛る、がんじがらめの価値観。

そんな過去が、ファッションに対し私を臆病にさせてしまい、こんなおばさんになって、改めて冒険してみたい!!、
と思うのだろうか。

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私が小学校のころのこと、東京から、めぐみちゃんという子が転校してきた。
東京から引っ越してくるということで、隣近所のおばさんたちは、未だ見ぬ、めぐみちゃんのお母さんに戦々恐々としていた。

泉州は、どういうわけか、東京コンプレックスが余所の大阪より強い傾向にある。
東京から引っ越してくるというだけで、お金持ち、頭がいい、あるいはファッショナブルな人、と思われがちなのだ。

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東京というだけで、なにか反発心もあり、お気の毒なことだと思う。
まぁそれだけ、東京に対する憧れも大きいのだろうと、泉州のために弁明しておきます。



めぐみちゃんは、私のクラス五年二組に入ることになった。
東京っ子かもしれないけれど、物おじせず、誰に対しても堂々と意見を言えるめぐみちゃんは、たちまちクラスの人気者になっていく。

彼女には、パット人目を惹く、華やかさが小学生にしてあった。


ある日、めぐみちゃんが私にこそっと打ち明けた。

「あのね、ママがね、正座をしてはダメだっていうの」

どうしてお行儀よくすることがダメなのか、理由が分からない私は、黙っていた。

「あのね、正座するとクラスのみんなのように、足が短く太くなるのだって」
そんな私に、めぐみちゃっは秘密話を打ち明けるように続けて言った。



そうか、正座をすると足が太くなるのかと、私もご飯のとき以外はなるべく足を伸ばして座ろうと思った。
そういえば、めぐみちゃんは身長も高く、すらっとしていて、そうまるで、モデルか女優さんのようだった。

クラスメイトの中でも、頭一つ背が高く、腰高で手足がぐんと長かった。
当時の子どもにしては珍しく、八頭身というのだろうか。

そこに加えて、可愛い顔立ちで、申し分がない。

正座をやめると、私だってめぐみちゃんのようになれるのか、私は真剣に考えた。
けど、親の顔が目の前に浮かぶと、それは無理だと諦めたのだった。

今夏に行われた小中合同同窓会で、何十年ぶりにめぐみちゃんに会えた。
六十を前にして、どの顔もそれなりに年月が過ぎ去った痕跡はあった。
もちろん私も。

けれど、めぐみちゃんの上を、老いの神様は知らぬ顔をして通り過ぎたかのようだった。
顔には弛みもなく、シャープな顎のラインに口角も下がっていない。

華やかな小学生は、艶やかな熟女になっていた。

あのころ、私も正座をするのをやめていたら、と、ふとめぐみちゃんを見ながら、胸をよぎった。^^;



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先月、私は車上荒らしに遭った。
警察への届け出、保険会の調査、修理工場に車を入れる、これらのことを、昨日、漸く終えた。
盗難に遭ったカーナビも、壊されてしまったドアも、保険で賄えるらしい。

それにしても、車上荒らしという盗難の被害に遭って初めて思ったことは、当たり前だけど、車は倉庫ではないということ。

被害に遭った車は、小回りのきく走りやすい車で、娘だけでなく、私もよく使う。
この車には、“ ちょっとそこまでに使う ”感覚があった。

知り合いの土地を、青空駐車場代わりに使用させていただいている。
そこはちいさな通りを挟んで、我が家の真ん前に位置しているから、台所、トイレの窓からも、眺めることができる。
いわば、家の庭内のように錯覚していた。

たまたまその日は、車内には、カーナビ、ジャケット、小物入れ、それらが置かれていた。

犯罪は、もちろん犯す者が悪い、けれどその犯罪者に、“ 悪心 ”を抱かせる原因を作る側にも責任の一端があると、反省している。

★車内には物は置かない。

★カーナビは取り外せるタイプにして、車を停めたら、家に持ち帰る。

★ETCカードは抜いて保管する。←当たり前ですよね!

★車内には、金銭を想像させる類の物は決して置かない。


小さなころ、母に叱られたことがある。

自分の物が無くなって大騒ぎしたり、盗られたと怒る前に、盗られた物を、簡単に人の目に触れる場所に置いたりしてなかったのか、と。

目の前に、魅惑的なおもちゃがある、または、大金が置いてある。
それらを我がものにしたいと、欲する心は、人間ならある。

そういう悪心を起こさせないことが、セキュリティを施すことと共に、被害に遭わない大切なことなんだと、改めて思った。

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