NHK特番、【 ターシャ・チューダーの森から ひ孫たちの秋そして冬 】を観た。
フランス語で緑の山を意味する、美しいバーモントの山々が見事な紅葉に染まる10月の半ば。
ターシャ・チューダーの孫ウィンズロー一家は,この時期の大切な行事、リンゴジュースを作り始める。

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ターシャの絵本に登場していたかわいいウィンズローも、おじさんになっていて、月日の過ぎ去るのを感じる。
ターシャのひ孫エリーは、自宅スクールで学び、いわゆる学校へは行っていない。

物語は、ウィンズローとエイミー、そして二人の子ども、5歳のケイティと9歳のエリーが登場するところから始まった。
一家は、ターシャの昔風の生活を、暮らしの中に取り入れている。
スマホで買い物ができ、電子レンジでチンとやると食事が摂れる暮らしをしている多くの国の普通の人々は、びっくりするだろう。
リンゴジュースを昔のままの、木製の搾り機に入れていく、それを搾る、合間にお喋りを楽しむ。
それは、昔むかしのわたしの子どものころの、日本の暮らしにも見られた光景だった。
人間社会の暮らしの中に、手や足や、頭に代わる、便利な物を創り出し、
人々は、自分の手、足、頭、という神に授けられた、素晴らしい道具をいつしか、使わなくなっている。
ターシャの愛した暮らしが、すべての人々に受け入れられるとは、もちろん思えない。
えっ!携帯もないの、テレビも?トイレが水洗じゃないと、用を足せないという人も、いるかもしれない。
番組後半、朝の光景が画面いっぱいに映し出された。
朝食のパンケーキを焼くウィンズローの背中がクローズアップされた。
一家の朝食は、いつも、ウィンズローが作るという。
パンケーキが焼き上がり、テーブルに運ぶ。
「 気を付けて何枚かは生焼きかもしれない 」
と自分がパンケーキを焼くのに、失敗したかもしれないというウィンズロー。
そのあと、続いて、
「 僕に生焼けのパンケーキがあたればいいけど、エミーだったら大変だ 」と言う。
「 いつもごちそうさま。 」と、妻エイミーが、ウィンズローにありがとうと微笑みかわす。
甘い蜂蜜の香りと、バニラエッセンスの匂いがする明るい窓辺のダイニングテーブルで、交わされる会話だった。
テレビの声は、英語で話しているけれど、字幕を見なくても、十分に通じた、聞き取れた。
そういえば、ターシャの英語も聞き取れた。
ゆっくりと、あくせくせずに穏やかに話す、チューダー一家の声は、楽器を奏でているようだった。
子どもたち、エミリーと父の会話を聞きながら、なぜかしら、涙が出てきた。
父が、朝食を作ることにも驚いたけれど、ウィンズローの穏やかな語り口の優しさ。
生きるということは、
幾つもの美しい物語を紡ぎ、心に陽だまりを作っていくことなのだろうか。
彼らが奏でる、言葉の優しいメロディーは、、テレビを見ているわたしの心にも届いた。
自然と寄り添うように生き、生きることを急がない暮らしのリズムは、朝陽と夕日とともにある。
そのような暮らしからは、間違っても、暴力や虐待などは生まれないだろう。
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テレビの声は、英語で話しているけれど、字幕を見なくても、十分に通じた、聞き取れた。
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ゆっくりと、あくせくせずに穏やかに話す、チューダー一家の声は、楽器を奏でているようだった。
子どもたち、エミリーと父の会話を聞きながら、なぜかしら、涙が出てきた。
父が、朝食を作ることにも驚いたけれど、ウィンズローの穏やかな語り口の優しさ。
生きるということは、
幾つもの美しい物語を紡ぎ、心に陽だまりを作っていくことなのだろうか。
彼らが奏でる、言葉の優しいメロディーは、、テレビを見ているわたしの心にも届いた。
自然と寄り添うように生き、生きることを急がない暮らしのリズムは、朝陽と夕日とともにある。
そのような暮らしからは、間違っても、暴力や虐待などは生まれないだろう。
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